こんにちは、みやこです。
突然ですが、みなさんは理転を知っていますか?
私は理転とは何か知っています。
なぜなら実際に理転をしたからです。
理転が決まったのは2022年の8月と、この記事を書いている5ヶ月前だったのですが、なんやかんや忙しくて、記事を書く気になったのは翌年の1月になってしまいました。文句は東京大学工学部システム創成学科までお問い合わせください。
理転って、何?〜Riten is Nani?〜
理転ってなんだろう
進振りに悩んでいる谷川俊太郎みたいな入りになってしまいましたが、そもそも理転とは何でしょうか。
一般的に理転とは、文系として大学に入学した、もしくは文系の学部を志望して受験勉強を行っていた人間が、理系に学科を転ずること、および理系に志望を転ずることを意味します。理系に転ずるから、「理転」となるわけですね。
笑わせないでください。
「理転」とはすなわち、世の理(ことわり)を転ずる。つまるところ、Innovation を意味する言葉なわけです。同様に、一般的に理系から文系への転向を意味するとされる「文転」も、世の文(あや)を転ずる。これもまた Innovation を意味することになります。
理転とは、文理をまたぐ人々の営みを統合する、俗的な言い方をすれば学際の肝となるわけで、その行為および行為から派生する社会感情を踏まえれば、理転が Innovation を推し進めるための核となることを理解することは、造作もないことでしょう。
理転は国家なり。―ルイ255世(西暦1023〜65535年, クソデカ英帝国)
前置きが長くなりました。
要するに理転はすごいということですね。
なんで私が理転に!?
結論から言えば、周囲の環境による影響が最も強かったといえると思います。
人間は環境による影響を強く受ける生命体です。特に近年は環境に対する意識も高まっています。
自分の場合は
- 周囲に理系のオタク人間ばかりいたこと
- 授業を受けていて理系に興味が移っていったこと
- なんか色々できたこと
があげられると思います。
オタクくんさぁ笑
インターネットをしていただけなのに、気づいたら周りの人間が理系だらけになってしまっていました。
自分はキラキラ大学生の象徴ともいえる、文科二類中国語選択であるにも関わらず、ほとんどの人間から理一のオタクとして認識されていました。
それだけに留まらず、1年の頃のスポ身のときに、同じクラスの人間(通称:同クラ)から「理ロシの方ですか?」と尋ねられたことがあります。こんなにキラキラなのに。キラキラの文科二類小学一年生だったのに。
【コラム】理ロシってなあに?(教えて!博士ちゃん!)
七海「理ロシってなんですか?インターネットにうじゃうじゃいる変な人たちなのは知っているんですが・・・」
博士「理ロシって言うのは、よくわからない集まりだよ。理ロシと一緒にいると、周りから理ロシ扱いされることから、新手のウイルスではないかという見方が有力なんだよ。」
七海「なるほど!理ロシには近づかないようにします!」
博士「もちろん、人徳に優れた『善の理ロシ』も多くいるから、理ロシだからといって避けるのは良くないよ。悪の理ロシと善の理ロシを見極めよう!」
七海「人付き合いって、むずかし〜〜〜!!!」
とはいえ、周囲に理系の人間が多く存在したことは、理転を進振りの選択肢の次元に押し上げることに大きく貢献しました。
オタクくんたちがずっと数学や物理、プログラミングなどの話をしていたことは、理系に触れることへの抵抗を限りなくゼロに近づけて、かつ理系って面白そう!みたいなガキ感情を芽生えさせました。
教訓①
色々な種類の人と触れ合おう!触れ合いは人生の選択肢を広げるよ!
「きょうようの・・・大学?に通ってるんですけど!」
ご存知の通り、東大は「卍リベラルアーツ卍」を推進しているため、1年半の教養学部で文理を問わない内容の講義を履修できます。
「健康・医療・スポーツ・経営学など、幅広い学問を学べるんだぞ!」
実際に学べます。
そんなこんなで、自分も前記教養課程で様々な幅広い学問を学びました。
特に経済学部に行ってから役に立ちそうと思って履修した、統計・プログラミング関連の講義はかなり面白いものが多く、興味が理系方面へ移っていきました。
一方で、文系方面に関しては、経済学以外の万物に興味がなく、人文学に至っては「じんぶんがく」なのか「ひともんがく」なのか「ヒューマンセンテンススタディー」なのかすらわからない状態になりました。
結局、自分が面白いと思ったのは、経済は経済でも金やビジネスに関わる部分ではなく、世の中を数理的にモデル化するところや、社会であれやこれやいじくる部分だったことに気づき、「それだったら工学部の方ができるくね?」となったわけです。
教訓②
幅広い学問を学ぼう!東京魂はあらゆる学問への飽くなき好奇心だ!
なろう系文科生
「何って、なんとなく始めたら上手く行っただけだが…?」
3つ目は元も子もない話ですが、単純に理系の勉強と相性が良かったこともあると思います。
文科生のみなさんによくある話として、数学に対するアレルギーのようなものがあると思います。正直言って、数学へのアレルギーがあると、理転はかなり難しくはなるでしょう(学科を絞って、かつ頑張ればなんとかなるとは思いますが)。
その点で自分は数学への抵抗が全くなく、むしろやってて明確に成長してる実感が得られるので、かなり好きでした。艦これのレベリングなんかよりもずっと成長してる実感を得られます。艦これのレベリングは虚無なので。
また、プログラミングに関しても、全くの未経験の状態で8月に始めて、1月の初めには水色コーダーになることができたので、そこそこ向いていたといえると思います。入水してから全然やってないんですが・・・
やはり文科生は理科生と比べて、明らかに遅れを取ってしまっているので、勉強を自主的に進める必要があり、その点で理系への適正は存在するような気がします(個人の感想です)。
とはいえ、その適正を見極めるためにもまずは手をつけてみないとわからないので、もし理転に少しでも興味があるなら、始めやすそうなところから始めてみるのが一番だと思います。
教訓③
結局、相性も大事!自分の脳みそと相談しよう!
さいごに
いかがでしたか?
ここまで、自分が理転を選択肢に入れるようになった理由やその他について書いてきました。これを読んでいるみなさんもお役に立たなければ幸いです。
次回の『文系のおしごと!』では、理転までの間にしたこと、した方がいいことについて、書ければと考えています。
では、不健康をお祈りしています。